工芸の部
 工芸出品作品総数 
 工芸応募者数 
 審 査 員 
 入 賞 作 品 
66点
66人
渋谷和子氏・鈴木健司氏

山崎 昭氏

以下のとおり
(敬称略)
【総評】(山崎 昭)
 今年は、昨年とほぼ同数の出品であったが、年々レベルの向上は見られ、立体作品に秀れたものが見られた反面素材に頼りすぎ創作性のある作品が少ないのが惜しまれる。

また、若い作家の生き生きとした意欲的な出品が多くなることを期待したい。

【選評】
● 芸術文化祭賞
[作品評]
 ゆったりとした変四方形の中央部を大胆に切り込んだユニークな形態。銀彩による条文様をたくみにあしらい、一段と変化をもたせ、独自の世界を表現している秀作。(鈴木健司)
「銀彩の秋象」 加藤 敏雄
● 特選
○滋賀県美術協会賞
[作品評]
 白から黒へのモノトーン、そして単純な形のくり返し、その中にちらと入る植物のグリーンと相まって、あくまでも細く、微妙に異なる線の配分で、大きな白の空間を画面として訴え、成立させようとする作者の想いが爽やかに伝わる作品である。(渋谷和子)
「アダージョ」 齊藤 多恵子
● 特選
○滋賀県議会議長賞
[作品評]
 漆の素材の美しさを生かした力作である。もう一段漆芸の技法を高め感性を磨いてほしい。(山崎 昭)
「耀洸」 舟越 一生
● 特選
○日本経済新聞社賞
[作品評]
 雲間かちらと見える風景−見えない地上の営みをも、見る者に彷彿させる様は、画面のアングルが面白い。

 願わくば、今少し雲のデッサンを追求してほしい。(渋谷和子)

「雲の窓から」 田川 泰子
● 特選
[作品評]
 手びねりにより積み上げ、叩きにより成形した豪快で大らかな大壺。薪窯による還元焼成と思われるが、淡い緑釉の條こんもいやみがなく素直な造形に好感のもてる佳作。(鈴木健司)
焼締叩き壺『回帰』 竹村 嘉造
● 佳作
「夕映」  西郡 公
「天と地」 伊東 晃
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◆立体の部
◆書の部